【番外編】リビングデッドの遠吠え【後編】

「とりあえずさ。俺がメインキャラなんだから番外編ってのやめろ！」







「とりあえず先日開放された新コンテンツ、闘獣場パンクラティオンにでも行かせてみたらどうクポ？」


「そだね。」


※この記事は【番外編】リビングデッドの遠吠え【前編】の続きです。前編から見てくださいねー。

「お前ら結局アレじゃん。自分がアトルガン皇国にまだ行けないからってメインキャラの俺に行かせよう
　　　　　って魂胆じゃん。」

「うるせーよ、はやく行け。」

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「おー、ここがモンスターとモンスターを戦わせる遊び、パンクラティオンの会場『闘獣場』かぁー」





「でも、こんなわざとらしい説明口調でいいのかな。あとさ、さも対話してるように話してるけど、
　　　　　リアルでは一人だからね。茶番もいいとこだよ。」

「そういうコーナーなんだよ。」

「じゃあ、早速パンクラティオンに挑戦してみるよ。」



まずは闘獣場専用通貨『ジェトン』と交換で、獣写器と獣影板を入手。
この獣写器と獣影板は実装前に予想した通り現実でいうカメラとフィルムみたいなもので
獣影板をセットした獣写器でモンスターを撮影することでそのモンスターのデータ「封獣板」が手に入るらしい。ヴァナにいるほとんど全てのモンスターを「封獣板」にすることができ、
自分の好みのモンスターを使うことができるみたいです(´∀｀)


「こういう時、高いレベルがモノをいうんだよ。いろんな所に行けるからね～(´ー｀)」

「はやく行けよ。」

「よし、近場でアイツが生息してる流砂洞にしよう。」






「誰も使わなさそうなところがイイネ。」




「他のモンスターもたくさん撮影。」
「手に入れた封獣板を闘獣場で魔獣鏡に変えたらいよいよ試合出場だね。」
「現チャンピオンに挑戦できるワールド・パンクラティオンってのに参加してみよう。ミミズで。」
「でもさすがに実装当日は人が多いね。８２分待ちだってさ(´ー｀)」
「どんだけー。」



＜８２分後＞


「もうすぐ出番だ。それにしてもチャンピオン強すぎ。６０連勝って・・ｗ」
「あ、次がミミズの番だね。……ってアレ？」
「あ゛！チャンピオンがチャンピオンの座を自ら降りた！このタイミングで…。」
「でもさ。王座が空いてるってことは次の試合でもし勝ったら……。」
「あ、出番だ。」

























勝ったし。






「うおおおおお！ミミズがチャンピオンにｗｗｗ」
「スゲｗｗでも挑戦者に負けたら即降格だからね。勝ち続けないと。」







「世の中そんなに甘くないね(´；ω；｀)」
「(´・ω・｀)」

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「よし決めた。俺は魔獣マスターとしてやっていくことにする。そしてその活躍を…」








 


「一人芝居って思ってた以上に疲れるから、出番はしばらくナシ。なにより恥ずかしいから。」


「そうクポね。」